俺、高町恭也。
風芽丘学園3年生。
暗殺剣術の家に生まれ、それなりに色々あったが、
日々変わること無い“日常”を楽しんでいる、
クール
な
冷笑
がきらりと輝く
ナイスガイ
!!
そう、俺の愛するレン、彼女のあの言葉を聞くまでは……。
とらハSS 『パニック!』
「おししょ〜」
半分泣きかけのような状態で俺を呼ぶ蓮。
ほんのりと赤みがかった頬。
はっきり言って
萌える
!!
いや、俺は断じてロリコンなどではない。
信じてくれ!!
否
、
信じろ!!
俺はそんな蓮の状態を不思議に思い何があったのか聞くことにした。
だが全てを聞いた時の俺の顔は、蓮よりも凄まじい物があったのではないだろうか。
「おししょ〜〜。うち、“アレ”が無いんです」
『アレ』
アレと言えば“アレ”しかない。
詰まるところ最近毎日のように
しっぽり
とし続けていたのが原因だろう。
しかし、だ。
本当にそうだと言えるのだろうか?
俺はまじまじとレンの身体を見る。
はっきり言って
絶望的
なまでに小さな
胸
。思わず涙がこみ上げるのを
止める気にもなれない。
肉付きの薄い体つき…………。
既に何度も、足の先まで舐めるように
視線で犯した
身体だ。
想像するだけで頭の中にくっきりと映像として浮かび上がってくる。
だが……………………
「蓮はもうアレが来ていたのか? その背で? グ
ヒ
ョッ
!!
っ〜〜〜〜!!!!」
「馬鹿にせんといて下さい! 第一そんなウチに手を出したのはお師匠でしょうが!」
「……ごめんなさい。もう言いません。…………ううう。もう少しで死ぬところだった」
顔を赤くして本気で怒るレン。
どうやら大分前に食べた赤飯はレンのためだったのか。
俺はてっきり
なのは
だと思っていた。
では、本当にそうだとして一体どうすればいいんだろう?
蓮は何せまだ
小
……いやいや、○学生である。
もちろん結婚は出来ないし……。
「???
……おししょ〜〜?」
第一出産はどうすれば……。
もし海鳴でして貰うとなると問題になるのは必死。
家族からは白い目で見られ、フィリス先生から
イタイ
、その後
気持ち良い
ご指導を受けて……。
…………いやだーーーー!!!あれだけは!あれだけは絶対にイヤだ!!
赤玉
が出てしまう!!
こうなったら逃げてやるわ!!
「お師匠どうしましたか!?」
「蓮! 俺と二人だけで一緒に旅に出よう!」
「ええ!?」
レンの頬が赤く染まる。
――愛の逃避行。
昨日見たドラマの陳腐な言葉と笑っていたそれが、今のレンにとっては死活問題だった。
「北の方だ。東北。今だと紅葉が見れて綺麗だぞ?」
「急にどうしたんですか」
だが、いくら愛する相手とはいえ、いきなりの誘いを鵜呑みにする訳にはいかない。
第一、先程から恭也は少し、いや、かなり錯乱状態にあるようにレンには見えた。
「父さんがよく世話になった
闇医しャ
!!アおうおお……ギョベ!!!」
「何でウチが闇医者に診て貰わないといけないんですか!」
「いい
寸掌
だ……もう何も教えることは無い。ガクッ!」
レンの
寸掌
が、確かにやばいくらい見事に恭也の心臓の真上に決まった。
背中から棒のように倒れこむ恭也。
レンはそのざまをまばたき一つせず、
放って置いた
。
「…………」
「……………………………………」
「お、おししょ? お師匠! 大丈夫ですか!?」
流石に先程と同じような手は喰らわないと、恭也が倒れていたのをレンは日和見していたのだが様子がおかしい。
第一、息すらしている様に見えない。
恭也の胸元に耳を当てる。
『……………………………………………………………………』
鼓動の音が聞こえない。息も当然のようにしていない。
「お、し……しょう? …………お師匠!? お師匠っ!!」
『返事が無い。ただの屍のようだ』
無機質なナレーション(ドラクエでお馴染みのアレ)が入り、恭也は永遠の眠りについた…………。
「おししょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
最愛の人の死は余りに急すぎて、レンは泣くことも出来ない。
震えた声で恭也の名を呼び続ける。
まさか、自分の手で最愛の人が死ぬとは。
自分の拳は、風で、人を傷つけないはずでは無かったのか?
だが現実として恭也には返事が無い。
レンはとうとう泣き出して恭也の胸元に抱きついた。
恭也の体は温かかった……。
『ぼかっ!!』
「ふぎゃ!!」
恭也の体に抱きついて、静かに涙を流していたレンの後頭部に徹の込められた一撃が入った。
そしてそれをした人物は……。
「俺は死んでおらん。俺は不死身だからな。レンを残して死ぬ訳にはいかんだろう」
顔を真っ青にしてそんな事をのたまう恭也。
しかし心中では、
(やばかった。いくらレンを脅かすと言っても、心臓を無理矢理止めるのは良くなかった)
と後悔をしまくっていた。
だが、レンはそれを真っ直ぐに受け止めてしまったから、その後に多大な犠牲を残す事になった。
俺はレンを叩きながら、彼女の瞳に浮かぶ潤んだそれ、涙を見ると、急に
萌えだした。
別段嗜虐心に火がついた、などという事はない。
俺はいたって自分が
マトモ
だと信じて疑わない。
だから、少しきつめにレンを抱きしめたとしても、そこに他意は全くない。
本当だ!!
ちょっとは
信じろ!!
「コラーー!! このドン亀!! お師匠から離れろーー!!」
糞やかましい声で怒鳴りたてるのは、
空手バカ
、
おサル
だ
俺とレンとの逢瀬を邪魔するとは…………
本当なら神速多段重ねで
一思いに殺してやりたい
のだが、そうはいかない。
この女、空手家にも拘らず、コルト・パイソンを
常備
して、あまつさえ
早撃ちの達人
となれば
油断
も
隙
もない。
今も
胸の
膨らみ
は、
愛銃
であって、脂肪では
断じてない
。
きっと背中には予備のマガジンが用意されているはずだ。
断定してやる!!
今、その晶はレンに掴みかかって、こめかみに
銃口を突きつけている
。
レンはそれを冷笑を持って相手をし、次の瞬間――――
ダンッ!!
え、と。
レンさん?
それ、本当に、
寸掌
ですか?
なんだか、先程より威力がダンチなんですけど?
レンは振り返り、微笑。
「師匠!! やりましたよっ!! うちは、うちは師匠のためなら!!」
ええ。そうですね。見事に
殺ってしまったんですね
さらに、それらは全部
俺のせい
ですか?
晶…………今更だけど…………
ゴメン!!
俺はぴくぴくと、
潰された芋虫のように痙攣する
晶
の身体を優しく抱きしめる。
既に、危険な状態だ。
何とか今すぐに、今すぐに――――――
他人に見つかる前に、
庭の池に捨てなけれぶぁっ
抱え、抱きしめ、最後に口付けまで交わし、俺は晶を池に放り込む。
レンはゆっくりと、すでに
荷造りを作りに行った
ゴポゴポゴポゴポ…………ゴポゴポゴポゴポ…………ゴポゴポゴポゴポ…………ゴポゴポゴポゴポ…………
オイ!!
この池どれだけ深いんだよ(汗
あれ? 池から何か、浮かび上がってきたぞ?
「貴方が落としたのは、この
金の晶
ですか? それとも
銀の晶
ですか?
それとも、
子宝を授かった晶
ですか?」
最初に落とした晶はいないのかよ!!
いや、もちつけ兄者…………違う!! 落ち着け。
まずは深呼吸を一つ…………ああ、
金と銀のいい香り
だ…………て違うだろう!!
目に映るこの美女。
しかし、
頭から垂れる
二本の触手
は見間違えようがない!!
「お前、フィアッセか!?」
「私は
英国でシンガー
をしている池の精霊
です」
「嘘つけ!!」
「母は世界的に有名なんですよ?
良くハンター(
イリア
)に追われているくらいですから」
ええ、ええ、それはそうでしょうね。
あの
性悪ばばあ
には付き合ってられん!!
「で、落ちた時の晶はいないのか? フィアッセ」
「
せ・い・れ・い
です」
拘るなよ……………………。
「……ああ、美しい精霊さん(心は汚いけどな)
落ちた時の晶はどこにいるんですか?」
「ご懐妊です」
「…………は?」
「だから、三番目の晶はそのままです」
……………………
なんですと!!?
そ、そんな馬鹿な!!
確かに手を出したのは、
一度や二度じゃない
が!!
混乱する俺。
既に、
クール
で、
ナイスガイ
だった落ち着きなんて無くなっちまったぜ。
混乱する
漏れ。
フィアッセが止めを刺した。
「なのは以外、みんな出来ちゃってるから♪」
「私だってお兄ちゃんとエッチしてるのに…………(ぼそり)」
【鬼畜エンド】
Happy or unhappy End ?
どうも。
一応後書きもいるかな?
祝辞ですからね。要るんでしょう。
と云う訳で、
おめでたい
話です。
やっぱりご解任は、おめでたいですよね? …………違う?
ともあれ、開設おめでとうございます。
んで、相互リンク記念ですね。
更新しない、閉鎖寸前なサイトですが、宜しくお願いします。
んじゃ、これからもお互い頑張って
逝き
ましょう(笑
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